広報活動こそ、子どもたちに最高の教育環境を提供するよい方法

こんにちは。コアネット教育総合研究所の松原和之です。

昨日、東京の学習院大学と神奈川の慶應義塾大学で、「日能研私学フェア2012」が開催されました。
中学受験塾最大手の日能研が主催し、両会場でのべ350を超える学校が参加する全国でも最大級の学校相談会です。
あいにく、時折り雨がパラつきましたが、それでもたくさんの受験生と保護者の方々で賑わっていました。

外部会場で行われる学校相談会は、学校の生徒募集においては数少ない認知を広げられる機会です。
「志望校の隣にブースがあった」「たまたま前を通りかかって」「歩いていたら資料を渡されて」
そんな偶然から学校の名前を知ってもらって、そこから志望につながるというケースも少なくありません。
それだけに、学校としても、ディスプレイに工夫をしたり、元気に挨拶をしたり、資料を配ったりと、広報活動に力をいれています。
以前、調査をしましたが、私立中学校の認知度というのは、想像以上に低いものです。学校の先生方は、「自分の学校は有名だろう」と思っているかもしれませんが、意外と受験生の保護者はごく少数の学校しか知りません。

大変かもしれませんが、こういう機会に是非認知度を上げる広報活動をしっかりやってください。
先生方は、広報を「宣伝」と捉えて卑しい行為のように思っているかもしれませんが、広報は学校の教育理念・教育方針と家庭の教育方針をマッチングする大切な機能です。後から、「あんなに良い学校があったなんて知らなかった」なんてことになったら、学校も生徒も不幸です。
子どもたちに最高の教育環境を提供するために、是非広報を積極的に行っていただきたいと思います。