リケジョの祭典
こんにちは。コアネット教育総合研究所の松原和之です。
夏休みもあとわずか。小中学生は宿題のラストスパートの時期になりましたね。
そのような中、本日、東京女子大学を会場に、四女子大学主催「女子中高生のためのサイエンスフェスティバル」が開催されました。
理系に興味がある女子生徒、つまり「リケジョ」を対象としたイベントということで、面白そうなので見学してきました。
ちなみに、四女子大とは、お茶の水女子大学、津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学の4大学です。
第一部は、特別講演として、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構・機構長の村山斉先生による「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」のお話。第二部は、四女子大OGによるパネルディスカッション「理系の先輩たち」でした。
参加者は300名を超えていたでしょうか。ただ、有名な物理学者である村山斉先生が講演するとあって、女子中高生以外の人が半分ぐらい混じっていたと思います。
それでも、講演中はリケジョたちも大人に負けないぐらい真剣に話を聞いていました。村山先生のお話は、時には笑いも交え、難しいことをとても分かりやすく解説してくれて、素晴らしかったです。
講演後の質問コーナーでは、「宇宙には果てはあるか?」「ビッグバンで宇宙が生まれる前は何があったのか?」など、中高生ならではの素朴な(でも本質的な)質問があり、村山先生は真摯に答えていました。回答する時には、「それは良い質問だね」とか「するどい質問だね」と質問者を褒めることも忘れません。きっと、これからの日本の科学を背負って立つ村山先生は、本心からリケジョを応援したいと思っているのでしょう。その誠意ある姿に心打たれました。
講演の中で発したメッセージは、「イタリアでは物理学者の半数は女性。女性が理系に向いていないなんて絶対に無い!」というものでした。
がんばれリケジョ!日本の将来を背負って立て!!