教師冥利に尽きる - 松原和之の「教育考現学」

先週末、ある私立中学校のオープンキャンパス(授業体験)を見学してきました。
受験を考えている小学生たちがその学校の授業を体験できるというイベントです。

受験生にとって、その学校の雰囲気や先生たちの人柄、在校生たちの様子などを知る良い機会になりますが、一方で、学校にとっても自分たちの学校の良さを知ってもらう絶好のチャンスです。
先生たちも普段は教えていない小学生に授業をするということで、かなり時間をかけて準備をします。
楽しく学んでもらおうと全力投球で臨んでいます。

授業が終わった後に、受講した小学生が書いた感想文を見て、理科の先生が喜んでいました。
そこには、こう書かれていました。
「私は今まで理科はきらいだったのですが、今日の授業を受けて、理科が大好きになりました。」

こう言ってもらえると、先生は嬉しいですよね！
まさに教師冥利に尽きるといったところでしょうか。

在校生ではなく、これから受験する子にそんな感想を言わせた先生の授業はとても素晴らしいと思います！