奇跡と呼ばれた学校

こんにちは。コアネット教育総合研究所の松原和之です。

昨日は「奇跡と呼ばれた学校」として有名な京都市堀川高校の前校長荒瀬克己先生のお話を聞きました。

堀川高校は、1999年に普通科に加え人間探究科、自然探究科という独自の学科を新設し、その1期生が卒業した2002年には目覚ましい大学合格実績を出しました。その後も、どんどん合格実績を伸ばし、奇跡と呼ばれるに至りました。
ただ単に受験勉強や大学受験対策をしたのではありません。「探究」という授業を通じて、学びの本質を身につけさせたのです。

荒瀬先生は冒頭に「奇跡なんて起こりません。少しラッキーはあったかもしれませんが、やるべきことをきちんとやった結果です」とおっしゃっていました。

堀川高校は、「すべては君の『知りたい』から始まる」というキャッチフレーズからも分かるように、生徒の学習意欲をいかに引き出すかに注力をしています。
大切なのは「学び方を学ぶこと」とおっしゃっていましたが、それを実行するのが「探究」という授業なのです。

私が感じたのは、「探究」というコンセプトが良かったから成功したのではなく、荒瀬先生のリーダーシップと先生方の組織力の賜物なのではないかということです。

「どうせ無理だ」と諦めるのではなく、「できる」と信じてやることが大切だ。
チームワークとは「違い」を力にすることだ。

荒瀬先生の話の中には、学校組織を運営していくために大切なことがたくさん含まれていました。
いいお話が聞けて良かったです。私もなんだかやる気が出て来ました!