グレート・ティーチャー

こんにちは。コアネット教育総合研究所の松原和之です。

夏クールの連続ドラマ「GTO」が今週火曜日に、最終回を迎えました。
GTOは、Great Teacher Onizukaの略で、元暴走族の破天荒な鬼塚英吉先生と生徒たちが繰り広げる学園人情ドラマです。
原作は1997年から「少年マガジン」に連載された漫画ですが、テレビアニメにもなり、1998年からドラマ化もされました。今回はそのリメイク版です。

こういう学園ドラマは、現実離れしていて馬鹿らしいから見ない、という先生が多いのですが、見てみると、意外と面白い発見もあります。

ドラマの舞台は、明修学苑という私立高校です(原作は東京吉祥学苑)。理事長から請われてやってきた人情派の主人公鬼塚先生と、理事会から学校改革を委任された受験至上主義の校長先生が対決する構図になっています。

学校を私物化し、生徒たちをがんじがらめにしようとする校長に対し、黒木瞳扮する理事長が言います。
「学校や教師のために生徒がいるんじゃありません。生徒のために私たち教師や学校があるんです。」

いいこと言うじゃないですか。

生徒あっての学校ですし、学校は生徒たちが学ぶために用意された場所です。
それは分かっていますが、ともすると、自分たちの都合で考えてしまうことがあります。

TVドラマって、くだらないですけれど、でも、純粋な気持ちを思い出させてくれる良いきっかけにもなります。面白くないと決めつけず、たまには見てみてはいかがでしょうか。