600年後のタイムカプセル

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

先週金曜日(9日)、大津市歴史博物館が園城寺三井寺)が所蔵する仏像頭部の中に、足利将軍の遺髪が包まれた可能性のある和紙が入っていることをエックス線撮影により確認したとのニュースがありました。初代将軍の足利尊氏か2代、義詮のものの可能性が高いらしいです。
http://www.yomiuri.co.jp/otona/news/20121113-OYT8T00500.htm?from=yolsp

当時、仏像の中に遺髪を納めるという習慣があったらしいですが、600年以上経った今になって発見されるなんて、すごいことですね。

歴史の教科書に出てくる足利尊氏なんて、授業で聞いているだけでは、あまり現実感がないですが、実際にこういう仏像を見たりすれば、「ああ本当にいたんだなー」って思えますよね。子どもたちに是非見せたいです!

この発見も喜ばしいことですが、私がもっと嬉しいのは、同博物館の学芸員の方が「(伝承が裏付けられた格好で)感動した」というコメントを話したことです。仕事で感動できるなんて素晴らしいじゃないですか。よほど歴史が好きなんだろうなって思いました。

とても幸せな気分になる小さなニュースでした。