私学はテーマパーク(2) 〜ハウステンボスの改革に学ぶ

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

昨日、私学マネジメント協会特別企画講演会として、HIS会長兼ハウステンボス社長の澤田秀雄さんの講演会を開催しました。大阪会場で本格的な講演会を開催するのは初めてなので心配しましたが、100名近い学校の先生方にお集まりいただき、盛大に催されました。
終了後に何人かの先生に感想をお聞きしたところ、とても面白かった、参考になったというお言葉をたくさんいただき、苦労して開催した甲斐があったな、と安堵しています。

澤田社長のお話は、主にハウステンボスをどうやって再建したかという内容でした。18年間赤字続きで、年々来場者数が減り続けていたテーマパークを社長就任から1年で黒字化させた手法は、学校改革にも大いに参考になるものでした。

テーマパーク成功の条件である周辺市場もアクセスの良さもブランド力もないハウステンボスは、オンリーワンもしくは日本一になる魅力をつけなければならない。リピーターを呼び込むには、他にはない感動を与えなければならない。そのような話をなさっていましたが、私学もまさに同じです。学ぶ楽しさと学校生活における感動体験を他にはない特色教育で提供していく。それが学校改革の基本だと思います。

リーダーが夢を語ること、失敗してもチャレンジし続けること、従業員が明るく元気に楽しく仕事をすること。
澤田さんがハウステンボス改革のために行ったことは、すべて学校改革の成功要因にも当てはまります。

最近、私が持論にしている「私学はテーマパーク」という言葉は、やはり正しかったのだな、と確信する良い機会になりました。澤田社長、ありがとうございました。そして、講演会を企画し開催をしてくれたスタッフの皆様、本当にありがとうございました!