挨拶はむずかしい

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

「おはようございます」と挨拶をしたのに、「こんにちは」って挨拶を返されることがありませんか?
おそらく、みんな時間帯で挨拶を変えているのではないかと思いますが、その時間帯の感覚がズレているのでしょう。
諸説ありますが、日の出から10〜11時ぐらいまでが「おはようございます」、そこから17〜18時ぐらいまでが「こんにちは」、その後が「こんばんは」というのがふつうのようです。
私は、午前中に初めて会えば「おはようございます」というようにしています。なので、11時頃にこのズレが出てしまうのかもしれません。あと、「こんばんは」っていう挨拶が上手く使えないんです。その場が暗くないと言えないので、建物の中で会うと、夜でも「こんにちは」って言ってしまいます。
意外と、何と挨拶をしていいかって悩みますよね。

昨日15時過ぎに、ある都内の伝統女子校を訪れました。
ふつう、この時間に学校を訪れると、帰宅する生徒とすれ違うので、「こんにちは」と言っていいのか、「さようなら」と言っていいのか迷います。生徒からみれば、いま学校を去ろうとしていますので、校内にいる人とは「さようなら」ですからね。

ところが、昨日は違いました。帰ろうとする生徒に「ごきげんよう」と言われました。クラブ活動中の生徒も「ごきげんよう」と挨拶をしてくるじゃないですか。そうです、伝統女子校の数校が取り入れている「ごきげんよう」挨拶です。

私は、ちょっと違和感があったので、とっさに「ごきげんよう」と返せずに、もごもごと「こんにちは」的な言葉で返してしまいましたが、この「ごきげんよう」は便利なようです。「おはようございます」も「こんにちは」も「さようなら」もすべて「ごきげんよう」で代替できるそうです。

その学校からの帰りによく聞いていると、門に立つ守衛さんも生徒たちに「ごきげんよう」と挨拶をしていました。確か、私が来た時には「こんにちは」と言っていたと思いますので、上手く使い分けているのですね。

挨拶って意外とむずかしいですね。
でも、まあ、挨拶は使う言葉じゃなくて、気持ちの問題ですよね。明るく笑顔で挨拶すれば気持ちは通じますよね。何と言うかで悩むのはやめようっと。