その程度の関心からでも

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

いま参議院議員選挙のための候補者のポスター掲示がしてあるのをよく見かけます。

我が家の小学生の娘が「今回の選挙は女の人が多いね」と言いました(正確には「おばちゃんが」と言いましたが候補者の方の名誉のために編集しました)。
小学生でも選挙ポスターなんて見てるんだな、と関心しましたが、たぶん何の選挙をしているのかは分かっていないと思います。

「今回は」と言いましたので、以前の選挙と比べているのだと思いますが、恐らく都議会議員選挙の時でしょう。
近くの掲示板を見ると、田舎だからか空きも目立ちますが、11枚のポスターが貼ってありました。数えてみると、うち5人は女性候補者でした。確かに女性が目立ちます。
都議会議員選挙の時はどうだったのかと、候補者をネットで調べ直してみましたら、私の住んでいる市では、6名の候補者のうち女性は1人だけでした。

確かに、今回の方が女性の比率は高い(少なくとも掲示されている人だけでみれば)。
意外と観察をしているんだな、と関心しました。

ところで、実際には、現状でみると、都議会議員参議院議員も女性比率は20%程度で同じぐらいです。今回の選挙でどうなるかは分かりませんが、日本の国会議員の女性比率はかなり低いです(衆議院議員は10%未満)。
スウェーデンフィンランドなどの北欧諸国は国会議員の女性比率は40%を超えています。
日本でも女性の社会進出と言われて久しいですが、国会にもっと女性を送り込まなければ男性中心に考えがちな社会が是正されていかないでしょう。

うちの娘は政治家になれる資質はないと思いますが、女性としてどのように行きていくか、そんなことを考えるきっかけになればいいな、と思います。