3コウ志向

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

いま高額消費が伸びているそうです。日本百貨店協会が発表した6月の百貨店売上高でも、前年同月に比べて、美術・宝飾・貴金属が16%、婦人服が12%、紳士服が8%伸びています。
アベノミクス効果で円安や株高が進み、世の中のムードが変わってきたことが理由でしょう。

専門家は、現在の高額消費は「3コウ」志向と分析しています。
素材や作りがしっかりした「高品質」。デザインや雰囲気が好みに合う「好感」。どう役に立つのかが明快な「効果」。これら「高好効」の3コウを備えたものになら多少の支出もいとわないというわけです。

1980年代のバブル景気では、身の丈に合わない「ワンランク上」や「最上級」を求めた「瞬間貴族型」消費だったのに対し、いまは日々の生活を快適にするための賢い消費をしているのです。

この「3コウ」は学校選びにも当てはまるキーワードだと思います。
教育内容や教育力がしっかりした「高品質」。校風や雰囲気が好みに合う「好感」。3年間なり6年間で身に付く力や出口実績が明快な「効果」。

いまの保護者は、無理に背伸びをした学校選びをしません。「高好効」がしっかりした学校選びをする賢い選択者なのです。