シンガポール国立大学を訪れました

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

シンガポールへ出張した際に、NUS(National University of Singapore=シンガポール国立大学)を見学してきました。

NUSは、The Times Higher Education World University Rankings 2012-2013で29位。アジアNo.2の大学と評価されています。東京大学が27位でアジアNo.1なのですが、実際訪れてみると、いずれ東大を抜くのではないかと予感させる雰囲気があります。
授業を見学したわけでもなく、研究内容を詳細に比較したわけではありませんから、あくまで感覚の範囲です。

では、なぜそう感じたのか。一つ目の理由は、生徒の表情、学内の雰囲気です。NUSはとても活気が感じられます。東大に比べて敷地が広いので、学生がたくさんいるように見えるわけではありませんが、学生たちの熱気が伝わってきます。

二つ目は、施設の充実ぶりです。広大な敷地の中に校舎が建ち並んでいるのですが、一つひとつが立派です。大事な研究用の専門設備がどの程度充実しているのかは定かではありませんが、国としての予算のかけ方が違うように感じました。

三つ目は新しい取り組みへの柔軟性です。今年からイェール大学との提携でYale-NUSカレッジが誕生しました。米国の名門イェール大学との提携によるリベラルアーツカレッジです。学生はまだ1年生だけなので150名程度です。そのうちシンガポール以外からの留学生が4割を占めているとのこと(日本人は2名だけらしいですが)。すごく大きな決断だったと思います。勢いを感じます。

学内があまりに広いので、迷いそうになり、構内マップを見ていたら、女子学生が「Can I help you?」と声を掛けてくれました。中国系の方だと思いますが、とても優しく、とっても可愛い子でした。あ、それで大学を贔屓目に見ているわけではないですよ。

大学もグローバルに競争する時代になっています。日本の大学も留学生の受け入れをはじめとして、世界に通用する力をつけていかないといけないですね。


これ、実は大学病院の看板。本当は右側にHospitalって書いてあります。大学の正門が見つけられず、医学部の入口で写真を撮りました。