スポーツマンシップ

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

ソチで行われている冬季オリンピック。連日の日本人メダリスト誕生で日本中が沸いています。15歳の平野選手のスノーボード、羽生選手のフィギア男子金メダル、そして昨日は、スキージャンプ団体で銅メダル。

選手たちの努力の成果がメダルという形で返ってくるのはとても喜ばしいことです。
でも、マスコミで取り上げられるのは、メダルを取った日本人ばかり。どの番組を見ても、同じ映像の繰り返し。メダルを取っていない日本人も、メダルを取った外国人もほとんど映りません。いわんや、メダルをとっていない外国人なんて、全然見ることができません。

そんな中、話題になったのが、クロスカントリー男子スプリント準決勝に出場したロシアのアントン・ガファロフ選手。
転倒してスキー板を折るアクシデントにもめげずに、何度も転びながらゴールを目指す姿に世界中から賞賛の声があがりました。

この選手、途中で素早くコースに出てきたスタッフに渡されたスキー板に交換して、他の選手から遅れること3分で見事ゴールを果たしました。競技中は、誰もがロシアのスタッフがサポートしたものと思っていましたが、スキー板を渡したのは、なんとジャスティン・アズワーズというカナダ人のコーチだったというのです。
「苦しんでいる彼をそのままにしておくことができなかった」と語った彼は、「これぞスポーツマンシップ」と再び賞賛の渦を巻き起こすことになりました。

オリンピックは、どうしても国対国の競争のようになり、自国を応援したくなりますが、五輪憲章で謳うように「友情、連帯、フェアプレーの精神」が大事で、国境を越えて助け合い、選手一人ひとりの活躍を素直に応援するのが本来の姿でしょう。

自国の応援もいいですが、フェアに選手一人ひとりの活躍を応援しましょう!

・・・いや、でも真央ちゃんのメダルも気になるな・・・。