関東第一高等学校90周年記念式典 - 松原和之の「教育考現学」

先週の土曜日、関東第一高校の90周年記念式典にご招待いただき出席してきました。

学校ではなく、近隣の会場で晩餐会形式で行われました。
挨拶、祝辞のほかに、プロの三味線演奏、日本舞踊の演技などもあり、華やかに、そして盛大にとり行われました。

関東第一高校というと、2年前の春の選抜高校野球大会で全国ベスト4に入った野球の強豪で有名ですが、近年、様々な学校改革を進めていることでも、注目されています。

10年前、80周年の時に、男子校から共学化を果たし、特進コースを設置して進学校への舵を切りました。
そして、昨年度で工業科の募集を停止し、90周年の今年度、普通科のみの完全進学校へと変貌を遂げました。

相談会や説明会などでは、明るく元気な学校としてのアピールが上手で、男子、女子ともにとても人気が高い高校です。

また、式典の参加者として、地元の方、区内の中学校の先生などが多いことにびっくりしました。
私学でありながら、ちゃんと地元で支持されているのだなぁと感心しました。

90年という長い歴史の間には、色々な苦難もあったと吉村理事長先生はおっしゃっていました。

しかし、時代のニーズに合わせて様々な改革に取り組み、それらの苦難を乗り越えてこられたのは素晴らしいことだと思います。

100周年までのあと10年、どんな改革を仕掛けてくるのか、たいへん楽しみな学校です。