子どもの心を持ち続ける大人になりたい。

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

3月29日の朝日新聞「ひと」の欄に1人の高校生が登場しました。名前は山田健太郎君。桐朋高校の生徒会長です。そう、私の母校の後輩です!

なぜ取り上げられたのかといいますと、「全国高校生徒会大会」という全国の高校の生徒会が集まるイベントを発案、主催したからです。

この大会は、文化祭などの行事のあり方や高校生の社会貢献の仕方などについて、全国の高校生たちが集まって議論をするという画期的なイベントなのですが、開催するまでには色々と障害があったようです。他校の教師から「おたくの生徒が怪しい活動をしている。責任は誰がとるのか」という苦情が学校に届いたこともあったといいます。

それでも、彼は苦難を乗り越えて開催までこぎつけました。会場費などの必要経費は各校のOBから寄付を募って集めたといいます。

桐朋という学校は、「自由と自己責任」がモットーです。高校生自身が自分たちが発案したイベントを自分たちの力だけでやり遂げる。こんな素晴らしいことはありません。

大会を終えた後の山田君の言葉がしびれます。
「ことを起こせば必ず批判はある。でも、半数を超えなければやっていいと思う」

前例主義で、保守的で、新しいことに取り組めない大人たちに聞かせたいセリフです。

彼は、こうも言います。「僕は初心を忘れず、子どもの心を持ち続ける大人になりたい」
うーん、カッコイイ!!