全国学力テストの結果は有効に使いましょう

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

今朝、小6のわが子に「今日、学力テストっていうのやるらしいけど、それって何だっけ?」と聞かれました。
あ、そうか今日は全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)を実施する日だったんだな。それに、今年からまた全員参加に戻ったんだな、と思い出しました。

子どもに難しいことを言っても分からないと思いましたので、「全国の子どもたちが同じテストを受けて、文部科学省のお役人さんたちがどれぐらい出来るかを分析するんだよ」と説明しました。

夜になって、実施されたテスト問題を見ましたが、小6にしては簡単だな、という感想を持ちました。算数でも、あまり考えさせたり発想力を試すところがないんです。普段、中学入試の問題ばかりを見ているので、そう感じてしまうのかもしれません。

今回、公立校は悉皆調査になったので、また結果の公表の問題が再燃すると思います。学校ごとの結果を公表するか否か。文部科学省は、市区町村ごとや学校ごとの結果を公表しないように通達していますが、以前の橋本知事のように、強引に公表してしまう自治体も出てくると思います。

私は、公共性のある行政の事業なので、原則として公表すべきだと思っています。学校の序列につながるなどのデメリットもあると思いますが、きちんと説明をして公表をすれば、誤解も避けられますし、デメリットよりもメリットの方が大きいと思います。

いま教育委員会制度の議論もされていますが、この問題も教育行政のあり方について考えるよい機会になると思います。色々問題が起こるかもしれませんが、大いに議論して、より良い教育を目指しましょう!