武蔵、グローバル化へ加速!

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

武蔵中学・高等学校が海外大学への進学を目指す中高生向けに英語だけで科学を教える5年間の課外授業を2014年夏から始めると発表しました。
テンプル大学日本校の協力を得て、研究(Research)、小論文(Essay)、討論(Debate)を行うので「ムサシ・テンプルREDプログラム」という名称です。

中1夏から2年間で「科学をテーマに英語で自分の考えを語る」ことを目標にし、中3夏から高2夏までの2年間で「世界の同世代と科学をテーマに英語で討論できる」ことを目指します。最後の高3夏までの1年間はSATやTOEFLの指導など課外大学進学の準備をするというプログラムです。

このプログラムは、武蔵中高の正規授業ではなく、課外授業として他の中高一貫校にも参加を呼びかけて実施します。武蔵学園の有馬朗人学園長は、「理想は正規授業を英語漬けにすることだが、(国内の)大学受験もあり難しいので、課外授業という形で始める」とおっしゃっています。

日本の中等教育グローバル化への対応が遅れていると言われていますが、私立男子校の御三家と呼ばれる武蔵中学・高等学校がこのような取り組みを始めることは、とてもインパクトがあり、今後の中等教育グローバル化にも大きな影響を与えると思います。
私も今後の動きを注目していきたいと思います。