「SGH47」結成か!?

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

文部科学省は21日、海外などで活躍する「グローバル人材」育成に取り組む高校「スーパー・グローバル・ハイスクール」(仮称)を各都道府県で指定し、重点的に支援する方針を決めた。(YOMIURI ONLINE)

というニュースが飛び込んできました。

数学や理科を英語で教えることを想定しているようですので、スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)の英語版でしょうか。
先日、このブログでもご紹介したとおり、私立武蔵中学・高校が中高一貫のグローバル人材育成の課外コースを設置することを発表しましたが、最近、こういった話題がひっきりなしに耳に入ってきます。

私は、日本のグローバル化は避けて通れない課題だと思っていますので、この趨勢に異論はないのですが、これだけ一気に盛り上がると、一過性の流行に終わってしまうのではないかと心配してしまいます。

その点、このスーパー・グローバル・ハイスクール(SGH)がきちんと定着したものになることを祈ります。

SGHは、各都道府県教委を通じて国公私立高校から希望校を募った上で選考するとのことです。早ければ来年度にも導入し、まずは各都道府県に1校程度指定して約50校でスタート。5年間で100校程度の設置を考えているようです。
外国人教員や英語が堪能な日本人教員らの人件費や学習プログラム開発費などを助成するとのことですので、是非活用したいですね。

でも、各都道府県で1校って、47校? 東京都だけでどれだけ高校があると思ってるの!?って感じですよね?
まあ、徐々に増やしていくのだと思いますが。

あと、スーパー・グローバル・ハイスクールっていう名称も安易ですね。私は単純で覚えやすいのが好きなので良いと思いますが、米国人が見たら「どんなに凄い学校なんだ!」って思うでしょうね。

とにかく正式な制度化を待ちましょう。