センター試験廃止か!?

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

教育再生実行会議で、センター試験を廃止し、高校在学中に複数回受けられる「到達度テスト」を導入することが検討され始めました。

日経新聞では、もう決定したかのような大きな記事で取り扱われましたが、議論の結論は秋以降になりそうです。私は、こうやってマスコミが大々的に取り上げられることはいいことだと思います。世の中が注目し、色々な意見が集まるからです。既に賛否両論が出ているようですが、それらの意見をきちんと把握して、今後検討を進めていってほしいと思います。

私個人は、この検討をプラスに評価しています。大学入試を1回の試験で決めるのは生徒にとっても過酷なので、複数回受験する機会を与えることは良いことだと思っています。

米国の統一試験SATも複数回受験ができます。フランスやドイツでも複数回の試験で大学入試を行っています。欧米の方式がすべて良いとは思いませんが、大学のグローバル化のためにも、避けて通れない議論だと思っています。

それでは、この検討を受けて、高校側はどう対処すれば良いのでしょうか。5年後を目処に導入を検討しているということなので、もし導入されれば、現在の中1は、新到達度テストで大学入試を受けることになるかもしれません。
高2から受験できることになると、先取り授業がより加速されるかもしれません。問題が単なる知識を問う問題ではなく、課題解決型に変わるかもしれません。

さあ、どうしますか!?
一つ言えることは、このような教育改革に関する政府の動きをリアルタイムにチェックしながら、柔軟に対応していく姿勢を持つことです。教育改革のスピードが上がっています。中高現場もスピード重視でいきましょう!