元祖リケジョ

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

「リケジョ」といえば理系女子学生のことですが、このような言葉が流行っているように、最近は理系の大学や学部に進学する女子が増えています。女子の大学進学率もこの15年で約2倍に増加しています。

では、日本で初めて大学に入学した女性とはどんな人だったか、ご存知ですか?

実は、最初に女子学生を受け入れた大学は東北大学でした。大正2年、東北帝大は、当時の文部省の許可を得ずに独自の判断で3人の女性の入学を許可しました。その1人である黒田チカさんは、佐賀県出身、東京女子高等師範学校を経て、東北帝大理学部に入学しました。大学では有機化学を専攻。卒業後に英国留学を経験し、理化学研究所の研究員に。戦後はお茶の水女子大学の教授を務めるという女性科学者の草分け的存在です。

その黒田さんらが大学に入学してから100年となる今年、8月8日に東北大学では、「リケジョの100年から未来の女性リーダー育成に向けて」と題する記念シンポジウムが開催されます。
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ちょっと遠いので私は参加できませんが、リケジョの100年を総括し、次の100年のリケジョ活躍のためのよいスタートの場となることを祈念いたします。