Google in Education Tokyo Summit 2013

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

昨日、世界最大の検索エンジンを運営する米国企業Google(グーグル)の東京オフィスで開催された「Google in Education Tokyo Summit 2013」に参加してきました。

Googleは「Google Apps」や「YouTube」など、教育機関で利用することができる製品を提供しています。サミットは、その製品を日本の教育機関関係者に紹介するためのイベントです。

クラウドと教育」「YouTubeで広げる教育の未来」「Google Appsでつくる21世紀の学習環境」などの講演が開催されていました。この中で学校として唯一講演をしていたのが広尾学園の榎本先生です。広尾学園高校医進サイエンスコースにおけるGoogle Appsの実践事例についてお話をされていました。
このコースでは生徒全員がiPadを持ち、校内でスケジュール共有やメール送信、ファイルの共有などを行っています。生徒からの質問も職員室を訪れるのではなく、メールで行われることが多いそうです。会場から「質問がメールで来ると、教師が忙しくなりませんか?」という質問が出ましたが、榎本先生は「いや、むしろ、見たい時に見て、返答できる時に返答しているので、忙しさが緩和しました」と答えていました。

広尾学園は、学校教育へのICT活用では最先端を行っています。Googleクラウドの活用ということでも日本の学校の最先端だと思います。私も学校におけるICT活用の発展性についてかなり期待を持ちました。

あ、でも、一番私が興味を持ったのは、本筋ではない「Google Glass」です。メガネ型のウェアラブル・コンピュータ(身につけるコンピュータ)です。そこに、ビデオカメラ機能と通信機能が付いていて、人が見たような景色がビデオ撮影でき、同時にWi-Fiを使って遠くにいる人にその映像を共有することができます。
セミナーで見たデモ映像では、先生だけが貴重な研究施設の見学に行き、Google Glassで遠く離れた教室に映像を送っているシーンです。なかなか面白いです。ICT活用の色々な可能性を感じました。