跡見花蹊はふなっしー!?

こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

昨日、跡見学園中学校・高等学校で開催されたシンポジウム「マイライフ」を見学してきました。このシンポジウムは、毎年1回、社会で活躍している卒業生をゲストに迎えて座談会を行う企画です。今年のゲストは、弁護士の大渕愛子さん。テレビの「行列のできる法律相談所」にレギュラー出演しているので、ご存知の方も多いと思います。
進行を住川副校長がなさっていたのですが、とてもよい掛け合いで、楽しく拝聴させていただきました。

大渕さんは、跡見学園高校を卒業後、中央大学法学部に入学。大学在学中に司法試験に合格したという経歴を持っています。大学入試もそうですが、司法試験といったらとても難関の試験です。それをどのような勉強法で成功させたのでしょうか。
大渕さんは勉強にも「戦略」が大事だと言います。大切なのは、まず目的・目標をもつこと。次に、自分の位置づけをきちんと把握すること。そして、合格ラインを見極めて効率的に学習する計画を立てることだと言います。
大渕さん自身は高校2年生のときに、弁護士になりたいと目標を定めました。そして、自分の位置づけを客観的に把握するには模擬試験が重要だと言います。自分の力が周りと比べてどれぐらいなのかを把握しないと、無駄に深く勉強してしまうこともある。司法試験二次の論文試験などはこの程度が合格ラインなのかと分かったら、学習が効率的になったと言っていました。

シンポジウムの参加者には跡見学園の在校生も多くいました。後輩たちへのメッセージとして、「若いフレッシュな脳を無駄にしないこと。若いときには不可能はない。そして、叶えられない夢はない」と力強く語っていました。

大渕さんは、テレビで見ると、ちょっと砕けたキャラクターなのかと思っていましたが、実はとても真面目で熱い思いを持った女性でした。
でも、大好きな「ふなっしー」のこととなると、おおはしゃぎ。在校生が持っていたふなっしーの縫いぐるみに反応。ふなっしーについて語り始めました。
ふなっしーのことをなぜ好きなのかと副校長が尋ねると、無名の頃からくじけずに頑張ってきた不屈の精神に共感を覚えるのだとか。さらには、明治の初期に日本人として初めて女学校を設立した跡見花蹊先生も、女子教育がなかった時代に不屈の精神で女学校をつくったということで、ふなっしーと似ていると言います。
そこまで来ると、副校長も苦笑。でも大渕さんは語ります。
「自分の好きな道を進めばいいなっしー!」


大渕さんはテレビにも出ている人なので撮影禁止とのこと。司会者(跡見学園の志村先生)だけの時にパチり。