国際教養大学を訪れました

あけましておめでとうございます。コアネット教育総合研究所松原和之です。

新年早々、昨年の話で恐縮ですが、12月に「国際教養大学」を訪問しました。ミネソタ州立大学秋田校が廃校になった所に、10年前に秋田県公立大学法人として設置された小規模な大学ですが、いまや知らない人はいないぐらい有名になりました。

授業はすべて英語で行う。学生全員が1年間の海外留学必修。交換留学生が常時150人以上在籍。など徹底したグローバル教育を行い、その教育力を評価され、高い就職実績をあげています。

それに連れて、人気が上昇し、入試難易度も上がっています。代ゼミの入試難易ランキング表(センター試験ランク国公立後期・中期)を見ると、国際教養大学のセンターランクは90%です。東京大学が92%、東京外国語大学が86%ですから、かなり難易度が高いことがお分かりいただけると思います。

施設見学をさせていただきましたが、何と言っても、図書館が素晴らしいです。ものすごく高い天井の劇場のような半円形スタイルで、蔵書は洋書だけで約7万冊もあるそうです。
また、言語学習のための施設が充実しており、「言語異文化学修センター」には、個別または小集団での語学レッスンができるブースがたくさんあります。
教室は、大学によく見られる大教室は少なく、高校とそれほど変わらない規模の教室がほとんどです。多くの授業は少人数で双方向型で行われているようです。
「アカデミック・キャリア支援センター」という施設があり、他の大学では見られない大学院進学専門の進路指導を行っているそうです。

日本の大学におけるグローバル教育の最先端を行く大学ですが、グローバル人材育成推進事業にも選定されており、ますますグローバル教育の推進に拍車がかかると思います。今後の動きにも注目をしていきたいと思います。


秋田の冬は、やはり雪景色。


秋田スギを使った圧巻の図書館は、24時間利用可能。


言語異文化学修センター、学修達成センター、アカデミック・キャリア支援センターが一体化しています。